僕が、自分の会社の社員の家族のことを気にかけて仕事するように、 協力会社の人はその会社の社員の家族を気にかけて仕事をする。
プログラムは、すべてが仕様書に書けるほど単純なものじゃない。(20年前なら、仕様書にほとんどのことを書き込めたかもしれない)
自社開発なら仕様書はいらない。やりたいことを話し合いながら作っていけば良い。
協力会社にたのむとこうはいかない。仕様通り作る契約だからだ。
作りたい物を記録に残し人に伝える「仕様書」という変なモノを作るために、どれほどのコストがかかっているだろう。そして思っていることの少ししかそこに含めることはできない。なにより、作ってみないとわからないことが多すぎる。仕様書を作るのは、プログラムを作ることと同じぐらい複雑で難しいし、読む方もそれなりのスキルが必要だ。
そして、どれだけ時間をかけて仕様書を作り、どれだけ時間をかけて開発しても、やっぱり想定できない不具合がある。想定できないことは防ぎようがない。想定できないのだから。 これは自社開発でも委託でも言えることだが。
不具合は出るものだという意識で、それに早く対応できる体制を作るべきだろう。
開発を委託する時、「開発期間は3ヶ月です。その後1ヶ月はサポートをしますが、それ以降のサポートは有料になります」という話もあったりするが、こういうのはとても恐ろしい。最初から社内で書くべき。
思うに、良いプログラマというのは、「想定できることが多い」というのがあるんじゃないかな。
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